滋賀県を拠点に活動するプロスポーツチームの選手が集結し、子どもたちに直接指導!
県内のチームや選手を知って、さまざまな競技に親しんでほしいと「しがプロスポーツフェス」が初開催されました。
憧れのスポーツ選手と会って、話せて、指導までしてもらえる、夢のような時間を県内の小中学生200人が過ごしました。
大いに盛り上がった初フェスの様子をレポートします!
トップアスリートが滋賀ダイハツアリーナに集結!
2024年8月10日(土)、今回が初の試みとなる「しがプロスポーツフェス(滋賀県主催)」が開催されました。
会場となった「滋賀ダイハツアリーナ」は、プロスポーツの試合なども開催される、県内最大規模の体育館。過去には大相撲の巡業なども行われています。
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滋賀県内には主に6つの競技のプロや実業団などのスポーツチームがありますが、今回はその中から3チームが参加。
バスケットボールチーム「滋賀レイクス」、バレーボールチーム「東レアローズ滋賀」、ソフトボールチーム「日本精工ブレイブべアリーズ」に所属する選手27名が登場。憧れの選手を目の前にして、子どもだけでなく保護者も熱心にカメラを向けています。
すべての競技を全員が楽しめるよう、参加者は3グループに分かれてそれぞれ30分ずつ体験しました。
憧れの選手と一緒に!バスケの動きには遊び要素が満載
滋賀レイクスのバスケットボール体験会には、滋賀出身の森山修斗選手をはじめ、宮本一樹選手、江原信太朗選手、常田耕平選手、大庭圭太郎選手が参加しました。
滋賀レイクスは、バスケットボールのトップリーグ「Bリーグ」で戦い続ける滋賀県初のプロスポーツチームで、ここ滋賀ダイハツアリーナがホームアリーナとなっています。昨シーズン、1部(B1)復帰を果たし、累計来場者数のクラブ最高記録を更新するなど、いま滋賀で最も熱いチームのひとつ。
今回、参加者した子どもたちにもレイクスブースターが多く、レイクスのチームカラーであるブルーのTシャツを着用している子の姿も目立ちました。
憧れの選手を目の前に、子どもたちの目がキラキラと輝いています。
初心者の子どもたちでも楽しめるよう、体験会では手押し相撲や、鬼ごっこのような、遊びの動きを取り入れながらバスケの基本の動作を学びました。
選手たちも童心に返って一緒に楽しんでくれています!
まずは楽しく。これがスポーツには大切ですよね。
難しいけど、楽しい!レシーブからスパイクまで基本をレクチャー
東レアローズ滋賀からは、戸部真由香選手、野嶋華鈴選手、青柳京古選手、大川愛海選手、小山愛実選手が参加。
大津市を本拠地とする女子バレーボールチームで、過去には大山加奈選手や、木村沙織選手、荒木絵里香選手など日本代表の中心選手も在籍していたチームです。
今年10月からプロリーグ化を目指して始まる新たなトップリーグ「SVリーグ」で戦います。
「手の形は正三角形で、ボールを包み込むようなイメージでね」など、バレーボールの基本となるトスやレシーブを教えてもらった後は、スパイクにも挑戦!
バレーボール未経験という子も多かったようですが、みんな真剣に選手のアドバイスに耳を傾け、思いきりよく挑戦していました。
止まった球を打つティーボールで、まずは楽しく打撃練習!
国内最高峰の女子ソフトボールリーグ 「JDリーグ」に所属し、湖南市を拠点に活動するソフトボールチーム「日本精工ブレイブベアリーズ」からはなんと選手17名が参加!
一際大きな声が飛び交い、にぎやかに体験会が行われていました。
体育館の中でソフトボールはできないので、ティーボール用の柔らかいボールとバットを使って競技の面白さをちょっと体験。
ティーボールは、止まった球を打者が打つところから始まります。ボールが止まってるから初心者でも打ちやすく、簡単に楽しめます。
打った球が勢いよく飛んでいくと「ナイスバッティング!」なんて声もかけてもらって、気分は一流選手?!「すごく楽しかった!」という感想がたくさん聞けました。
どの競技も、どんどん積極的になっていく子どもたちの姿が印象的でした。
チームグッズが当たるお楽しみ抽選会や選手のサイン会も!
体験会の終了後には、各チームの選手によるお楽しみ抽選会。滋賀レイクスの宮本選手が自分の背番号「8」を見事引き当てたときは、一際、盛り上がっていました。
最後は各チームによるサイン会です。
お目当ての選手のサインはもちろん、今日初めて知った選手の列にも並んでサインをもらっています。これをきっかけに新たに応援する選手が増えたり、好きになった競技もあったようです。
小学1年生からバスケットボールをしているという大岩くん(小4)は、抽選会でブレイブベアリーズのTシャツが当たったことから、各選手にサインをしてもらったそう。すごく嬉しそうにTシャツを見せてくれました。
笑顔いっぱいの中、フェス終了。次回は12月に開催!
選手たちととても近い距離で触れ合って、知らなかった競技の魅力も味わうことができた一日。
いとこ同士で参加したという、わかなちゃん(小6)とあかりちゃん(小4)も、「うまくできなくても、選手が励ましてくれたから嬉しかった。また試合の応援にも行きたい」と話していました。
次回は12月7日(土)に平和堂HATOスタジアムで、サッカーチーム「レイラック滋賀FC」、ホッケーチーム「Blue Sticks SHIGA」、女子硬式野球チーム「東近江バイオレッツ」が参加して行われます。
参加者募集は11月頃、しがスポーツナビ!のSNSでお知らせします。
お楽しみに!
(文・福本明子/撮影・内田雄弥)
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