#011 元WBC世界王者視線動画に挑戦。山中慎介さんの“神の左”を体験せよ!

#011 元WBC世界王者視線動画に挑戦。 山中慎介さんの“神の左”を体験せよ!

2018年3月26日に引退を表明したボクシング元WBC世界バンタム級王者・山中慎介さん。滋賀県初の世界王者は、2006年のプロデビュー戦からプロ31戦を戦い、27勝2敗2分け、うちKOでの勝利は19という輝かしい戦績を残した。世界タイトルの防衛は12。これは具志堅用高さんの持つ13防衛に迫る大記録。世界プロボクシング界のレジェンドの一人だ。
そんな山中さんの代名詞が“神の左”と呼ばれる強烈な左ストレート。ただ速いだけではなく、相手に当たる瞬間に拳を少し内側にひねりこむ“コークスクリューパンチ”になっているのが特長。パンチに回転がかかることで相手に与えるダメージはより甚大になるとか。しかも、独特のスタンスを持つ山中さんのパンチは見えにくく、気がついたらストレートを食らっていると言われる。まさに必殺技の“神の左”を皆さんに、視線動画で体感していただきます!

取材班が、滋賀県内のジムに到着。いよいよ神の左を持つ、山中慎介さんと緊張の初対面。

では、失礼します。すると!いきなり山中慎介さん登場。わ~ホンマもんや~でも何処へ?車に置いていたグローブを取りに行かれたようです。(笑)

落ち着いたところで、まずは撮影について説明。

相手選手のカメラに向かってパンチください。
ズバーンと神の左お願いします。と、一瞬山中さん鋭い目つきに。(ギクッ)こんな感じですかねシュシュッ。(ほっ)よかった~(笑)引退から約5ヶ月が経った山中さんは「引退してから一回も打っていないので、神の左ではなく、もう“ただの左”ですけど大丈夫ですか(笑)」と、にこやか表情で話した。本人にとっては納得のいく左ストレートではないかもしれないが、動画メイキングのスタッフからは「肉眼では全く見えないので、カメラの性能に頼るしかない(笑)」という言葉も。想像以上のパンチに困惑しながらも、撮影はスタートした。

撮影のパートナーになってもらうのは、インターハイ出場の岸本くん

貴重な体験をするのはインターハイ出場の高校2 年生岸本くん。
少し緊張した面持ちで撮影の打ち合わせ。
小型カメラを額にセット。
山中さんの“神の左”を体感したのは、今夏のインターハイに出場した高校生の岸本選手。
リハーサルで軽めに打った山中さんのパンチでさえ“うわっ”と驚いていました。
「なんとなく左の方にオーラのようなものを感じた。来たって思ったら、もう寸止め(当たる直前でパンチを止めること)の状態になっていた。こんな体験は初めてです」普段から練習で動体視力を養っている高校生ボクサーでもこの感想。一般の方なら…。山中さんの“神の左”をぜひ動画で体感してみてください。

いよいよカメラリハーサル

サンドバックを揺らす山中さんのウォーミングアップ!オーラを感じます!!来たかっと思ったら、もう寸止めうわっ~速っ。
映像チェック!リハーサルでこのスピード。本番はどうなるのか!

YouTube動画「山中さんのと岸本くんスパーリングの様子」(外部サイトリンク)

最後は皆んなで記念撮影。(ニコ)協力:GOSキックボクシングジム

お疲れ様でした!

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