#016 スポーツの新しい楽しみ方!「ゲームコンダクターSHIGA」ってなに?

スポーツの新しい楽しみ方!「ゲームコンダクターSHIGA」ってなに?

スポーツが好きな人はたくさんいます。
自分がやる人、自分はやらないけど見て楽しむ人。人それぞれスポーツとの関わり方はさまざまですが、その中にはスポーツを支えるのが好き!という人も。
国際的なスポーツイベントが目白押しのいま、スポーツを間近で支えるスポーツボランティアが注目されています!

滋賀県ではそんなスポーツボランティアを「ゲームコンダクター」と呼んでいます。
コンダクター?指揮者??
それってどういうことなのか、詳しく話を聞いてきました!

滋賀県内のスポーツボランティアをまとめる「ゲームコンダクターSHIGA」

「ゲームコンダクターSHIGA」の事務局は「公益財団法人滋賀レイクスターズ」。
プロバスケットボールチーム「滋賀レイクスターズ」の運営とは別に、県内のプロアスリートへの支援や子ども向けのスポーツ教室など、滋賀のスポーツ文化の醸成にも力を注いでいることから、2018年度より滋賀県からスポーツボランティアの育成等を委託され「ゲームコンダクターSHIGA」としてさまざまな取組をすすめています。

“ゲームコンダクター”って、聞き慣れない言葉ですがどんな意味が込められているのでしょう。

ゲームコンダクターSHIGAの事務局によると、「ゲームコンダクターは造語です。2012年のロンドンオリンピックではボランティアの人を“ゲームズメーカー”という名称で呼んでいました。コンダクターは指揮者。つまり、ゲーム(スポーツイベント)全体を導く人という意味合いで、ボランティアの総称を“ゲームコンダクター”としました。スポーツは選手だけではなく、支える人の助けがあって初めて成立するもの。ボランティアというとどうしても裏方というか、陰ながら支える人のイメージが強いですが、ゲームコンダクターとして、より主体的に関わりをもっていただき、県内スポーツを支える求心力になってほしいという想いを込めています。」と回答いただきました。

歴史的な瞬間に立ち会えるかも!?スポーツボランティアで見つける新たな楽しみ

ゲームコンダクターの仕事は実際にどんなものがあるのでしょう?

現在、ゲームコンダクターSHIGAの登録者数は3,000名。(2020年1月現在)
これまでの主な活動内容は、滋賀レイクスターズのホームゲーム会場の設営や受付、びわ湖毎日マラソンのコース沿道整理、自転車ロードレースの交通整理、テニススクールの指導者などがあります。

募集は随時、ゲームコンダクターSHIGAの公式サイトで公開されていて、登録をしておけば最新情報も届くようになっています。

自分がやっていたスポーツになにか恩返しがしたい、友人に誘われてなど、ボランティアを始める人の動機はさまざまですが、何度も参加する人が多いのはそこに楽しさややりがいがあるからだそう。

滋賀レイクスターズのホームゲーム会場の運営ボランティアに参加していた寺田さんは「最初はレイクスの選手目当てだったんですが、そのうちに会場で人を迎えることが好きになって。観戦するのとはまた違う楽しさがあるんです」と話してくれました。

また、転勤を機に石川県から滋賀へと引っ越してきた中村さんは、「石川ではサッカー会場でスポーツボランティアをしてました。滋賀でもなにかできないかなと思って探したところ、ゲームコンダクターを知って参加するようになりました。他のスポーツイベントにも参加してみたいですね」とのこと。

バスケ部だった娘さんと試合を観にくるうちに、ボランティアに参加するようになったという石田さんは「最初は娘と一緒に参加していたのですが、ボランティアを通じて仲間もでき、いまは私一人でも参加してます。人との出会いが楽しいんです」と笑顔で話してくれました。
仲間と共に、一つのイベントを成功させる達成感もやりがいにつながっているようです。

普通の体育館がBリーグ仕様の華やかなアリーナへ変わっていく様子が楽しいと、試合前日の準備や片付けだけに毎回参加される方もいるのだとか。

やりがいをどこに感じるかは人それぞれですが、会場で出会ったみなさんはとても生き生きと楽しそうでした。

救命講習やコミュニケーション研修、手話講座などボランティアに必要な知識や実技を学べる研修会も開催されています。
ボランティアとか参加したことないし不安…なんていう人は、まずは研修に参加してみるのもいいかもしれません。

アスリートや観客から「ありがとう」と感謝の言葉をかけられるのは、スポーツボランティアの大きな喜び。
アスリートたちの熱い鼓動をリアルに感じ、真剣に挑戦する姿を目の前で応援し、サポートできることは、まさに感動体験です。

大きなスポーツイベントが目白押し!ゲームコンダクターとして大会を盛り上げよう!

2021年には「ワールドマスターズゲームズ2021関西」、2024年には「第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会」など、この先滋賀県では大規模なスポーツイベントの開催が決まっています。

2021年に関西を舞台に開かれる「ワールドマスターズゲームズ2021関西」。
ワールドマスターズゲームズは、概ね30歳以上なら誰でも参加できる世界最大級の生涯スポーツの国際総合競技大会です。
記念すべき第10回大会が2021年5月に、アジアで初めて関西で開催されます!

10kmロードレース・ホッケー・ボートなど6つの公式競技と2つのオープン競技が、滋賀県で行われます。

世界一に本気で挑む大人たちが集まるこの大会。
世界各国からやってくるアスリートをおもてなしの気持ちで迎えてみませんか?
ゲームコンダクターとして大会に関わることで、これまで触れたことのなかったスポーツとの出会いや、新しい仲間との出会いもあるかもしれません。

募集期間は2020年10月31日まで

詳細はこちらから
https://gameconductor.shiga.jp/event/detail/123

希望の光をつなぐ。東京2020オリンピック聖火リレーボランティア募集中!

現在絶賛募集中なのは、2020年5月28日(木)と29日(金)の2日間にわたり、県内の全市町を走り抜ける聖火ランナーを支えるボランティア。

ミュージシャンの西川貴教さん、騎手の武豊さん、ファッションモデルのSHIHOさんなど、著名人ランナーも参加する2020年の一大イベントです!

新緑の並木道が美しい高島市のメタセコイヤ並木や、琵琶湖大橋、時代劇の撮影場所としてもお馴染みの近江八幡市の八幡堀、国宝・彦根城など、そのコースは見どころも満載です。

沿道で活動するボランティアスタッフとして一緒にセレモニーを盛り上げてみませんか?
ボランティアの応募は18歳以上であれば誰でも可能。しかも特別な資格や技術も必要なし。やる気があればOKです!

ただし先着順となるため、応募多数の場合は参加できないことも。すでに定員に達している場所もあるので、少しでも気になる方は早めにお申込みください。

2日間合わせて、2,400人以上のボランティアが必要とされています。
滋賀にいてもオリンピックに関われるチャンス!
ぜひ地元を一緒に盛り上げましょう!!

詳細はこちらから
https://gameconductor.shiga.jp/event/detail/131

お問い合わせ

ゲームコンダクターSHIGA
住所
大津市におの浜4丁目7-5
電話
077-527-6419
ホームページ
https://gameconductor.shiga.jp/

しがスポーツSTORY一覧へ