『輝きの先へ―アスリート指導員がつなぐ夢のバトン』~第二回 7人制ラグビー 林 大成さん~
昨年滋賀県で開催された「わたSHIGA輝く国スポ」。
滋賀県中でスポーツを通じて人々が一体となり、スポーツの熱に包まれました。
選手の皆さん、支えた皆さん、応援を届けた皆さん、誰もが輝いた大会となり、滋賀県が天皇杯・皇后杯を獲得し「わたSHIGA輝く国スポ」は幕を閉じました。
「しがスポーツナビ!」では、『輝きの先へ―アスリート指導員がつなぐ夢のバトン』と題し、「わたSHIGA輝く国スポ」で活躍された、15名のアスリート指導員の皆さんへのインタビューをお届けします。
アスリート指導員の皆さんの素顔や、「わたSHIGA輝く国スポ」の振り返りなど、ここでしか知れないエピソードをお楽しみください。
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第二弾となる今回は、昨年の「わたSHIGA輝く国スポ」で7人制ラグビー成年男子に出場し、準優勝を果たした林大成(はやし たいせい)さんにお話を伺いました。
大阪府出身の林さんは、中学校の部活動をきっかけにラグビーを始め、その後も競技を続けてきました。現在は、選手としてプレーするだけでなく、「滋賀セブンズ」の選手兼監督としてチームを率いています。
7人制ラグビーチーム「滋賀セブンズ」は、「わたSHIGA輝く国スポ」に出場した県選抜チームを引き継いで結成されたチームです。滋賀国スポを一つのゴールで終わらせるのではなく、滋賀のセブンズをその先へつないでいくために活動を続ける林さん。滋賀から日本一を目指す、その思いを伺いました。
7人制ラグビーの魅力
林さんがプレーするのは、15人制ラグビーではなく、オリンピック競技でもある7人制ラグビー。
7人制ラグビーの魅力について尋ねると、
「展開が早い。人数が少ないけどグラウンドは一緒なので、単純に相手を抜くとか、そういうスーパープレーみたいなものが生まれやすい。初めて見る方にとっては、人数が少ないので試合が見やすいと思いますね。」と、教えてくださいました。
15人制では前後半40分ずつ、合計80分の試合時間ですが、7人制は前後半7分ずつの計14分。短い時間の中で、一気に試合が動きます。

(本人提供)
人数が少ない分、一人ひとりが広いスペースを使ってプレーするため、誰がボールを持って、どのように走るのかが分かりやすいのも特徴だそうです。
「密集することがあんまりないので、人それぞれの幅が広くて、誰がボールを持ってどう走るのかとかが割と明確」と林さん。
初めて7人制ラグビーを見る人でも、選手一人ひとりの動きに注目しながら観戦できるのが魅力の一つです。
ただし、7分間のプレーは選手にとって非常にハード。
「きついですね。」と、林さんも笑いながら答えてくれました。
応援が選手の力になる
そんな体力的にもハードさが求められる7人制ラグビーですが、試合中には観客からの声援もしっかり選手に届いているそうです。
「しんどい時に声援とかがあると力になる。一人で同じしんどさを抱えながらプレーしていると、自分自身を追い込むとしても多分無理で、応援があってこそハードなプレーができます。」
応援する人がいて、そして対戦相手がいる。
そういった環境があるからこそ、自分一人では出せない力を発揮できると林さんは話します。

「相手がいて、サポーターがいてっていう中で発揮される力って、これはラグビーに限らずどのスポーツでもあると思います。」
競技の中で選手同士がぶつかり合うだけでなく、応援する人や支える人も含めて、スポーツの力が生まれていることが伝わってきます。
選手兼監督としてチームを率いる
現在、林さんは滋賀セブンズで選手兼監督を務めています。
監督としては、コーチと一緒に年間を通してどのようなラグビーをするのか、チームをどの方向に持っていくのかを考え、スケジュールや練習メニュー、試合のメンバーなどを決めています。
一方で、選手として自らもグラウンドに立ちます。
監督と選手という二つの役割を一人で担うのは簡単なことではありません。
林さんは、信頼するコーチと連携しながらチームづくりを行っています。
「その信頼してるコーチがいるので、そのコーチがいる時はもうプレーヤーとして専念しています。」と林さん。
さらに興味深かったのが、監督としてチーム全体を見る視点が、選手としてプレーする際にも生きているということ。
自分自身がチーム全体を見ながらプレーすることで、選手としての判断にもつながっているそうです。

「国スポのその先へ」
「わたSHIGA輝く国スポ」では、滋賀県代表として準優勝を果たした滋賀県選抜。
しかし、林さんにとって、その結果は決して「やりきった」というものではありませんでした。
決勝では滋賀の強みを十分に出すことができず、悔しさが残ったと振り返ります。
その一方で、国スポをきっかけに生まれた盛り上がりを、一度きりで終わらせてはいけないという思いも強くなりました。
「大きなイベントとして盛り上がる価値はありますけど、つなげていくことで、よりその価値が大きくなると思います。」
滋賀国スポ後も、滋賀でラグビーを続け、日本一を目指せる環境を残していく。
そんな思いから生まれたのが「滋賀セブンズ」です。
「世界で最もクリエイティブなセブンズ」
滋賀セブンズのInstagramには、「世界で最もクリエイティブなセブンズをする」という言葉が掲げられています。
この言葉に込められた思いについて、林さんに尋ねました。
「もちろん日本一っていうところを目標にしていますが、この滋賀からまだ現実的には難しいところもあります。だからこそ、日本一になることだけを目標にするのではなく、どんなラグビーをするのか、ということも大事な目標として持っています。」

(本人提供)
滋賀セブンズは年間を通して7人制ラグビーに取り組んでいることが強みだそうです。
それぞれの選手の特徴を掛け合わせたとき、「クリエイティブにセブンズをする」というスタイルが滋賀セブンズに合っていると林さんは考えています。
日本一のその先にあるもの

(本人提供)
林さん個人、そしてチームとしての目標は、まず「日本一」。
しかし、それだけが最終的な目標ではありません。
「年々チームとして成熟する、関わる人を増やす、応援してくれる人を増やす、魅力的なチームになっていくっていう目標はずっと持っていきたいです。」
選手だけではなく、チームを応援する人、支える人、関わる人、そのすべてを増やしながら、年々魅力的なチームへと成長していくことを目指しています。
応援してくださる滋賀の皆さんへ
最後に、滋賀県の皆さんへのメッセージをお願いしました。
これまで滋賀県内のラグビーには、日本一を本気で目指せる環境やチームがなかった。だからこそ今、滋賀セブンズが本気で日本一を目指して活動していることを、多くの人に知ってほしいと林さんは話します。
「僕らのプレーしている姿を見てもらえると、セブンズの楽しさはもちろん、滋賀セブンズの魅力を知ってもらえると思います。ぜひ見る機会があれば見てくださると嬉しいです。」
国スポをきっかけに生まれたスポーツの熱を、その先の未来へ繋ぐ。
滋賀から日本一を目指す滋賀セブンズと、選手兼監督としてチームを率いる林大成さんのこれからの挑戦に、ぜひご注目ください!
【林 大成さんInstagram】
https://www.instagram.com/hayatai.12/
【滋賀セブンズInstagram】
https://www.instagram.com/shiga_7srugby/
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昨年「わたSHIGA輝く国スポ」を通じて、大いにスポーツの盛り上がりを見せた滋賀県。
これからも滋賀県のスポーツを「する」「みる」「支える」で後押しできるよう、「しがスポーツナビ!」では情報を発信していきます。
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(2026年10月公開)
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